シューシャイナーKEN インタビュー

シューシャイナーKEN

初めて買った靴がジョンロブです。21万円のジョンロブを給料日に買って、それを毎日磨いていました

お店の雰囲気とピッタリなKENさん お店の雰囲気とピッタリなKENさん

Double Sole(以下DS):最初の質問ですが、靴職人になったきっかけは?


シューシャイナーKENさん(以下KEN): 7年ぐらい前ですが、普通のサラリーマンで営業をやっていました。その時の上司がとても靴好きでした。いろいろなお店を回って買い物を付き合っているうちに、僕も靴好きになってしまいましたね。
そして、いい靴を買おうと思い、初めて買った靴がジョンロブです。21万円のジョンロブを給料日に買って、それを毎日磨いていました。靴磨きが面白いと感じ、靴磨きを仕事にしたいと思った。そして、靴磨き屋に就職したのがきっかけです。


DS:これまでの靴磨きの経歴を教えてください


KEN:靴クリームの会社で営業を2年。
就職した靴磨き屋の現場で4年。
そして、今年の4月から独立しています。


DS:靴を磨く楽しさは何ですか?


KEN:Before/Afterが5分、10分ほどですぐ分かること。
あとは、お客さんがとても喜んでくれること。

その靴を磨いて送り返したら、とても気に入ってくれて、そのお客さまは今でも「KENさん以外には触らせない」って言うほど、頼りにしてもらっています

KENさんが磨いたコードバンの靴。靴が喜んでいるように見えます。 KENさんが磨いたコードバンの靴。靴が喜んでいるように見えます。

DS:今までで印象に残ったお客様はいますか?


KEN:僕がブログを始めて、一番最初に靴磨きの依頼を郵送でしてくれたお客さんですね。島根の方です。
「とてもお世話になった先輩から譲ってもらったボロボロのベルルッティの靴をKENさんの好きなように磨いて蘇らせてください。」
という手紙付きで送られてきました。その靴を磨いて送り返したら、とても気に入ってくれて、そのお客さまは今でも「KENさん以外には触らせない」って言うほど、頼りにしてもらっています。


DS:靴を磨いてきて、辛い思い出はありますか?


KEN:以前の靴磨き屋で働いていた時代に、ピークの忙しい時は朝の10時から夜9時まで何も食べずに、ずっと磨きっぱなしの時があった。それが何日も続いたので、その時は辛かった。何回も腱鞘炎になって、、、今でも針やマッサージに通っています。


DS:得意な靴、不得意な靴はありますか?


KEN:得意なのはコードバン。僕に任せてください!
不得意な靴はありませんが、あえて言うなら爬虫類系の革ですかね。

石川ブラシに特注で作ってもらい、試作段階で自分の手に合うように調整を繰り返したので、とても使いやすい

KENさんが愛用している道具(中央のブラシが石川ブラシ) KENさんが愛用している道具(中央のブラシが石川ブラシ)

DS:普段使っているクリームは?


KEN:サフィールを使っている。好みの艶が出て、ワックスが乗りやすい。


DS:サフィール以外で使っているクリームはありますか?


KEN:コロニルも使っていますね。あまり光らせることを好まないお客さまには、ワックスを使わずにコロニルで仕上げる事もあります。


DS:ブラシは何を使っていますか?


KEN:江戸屋と石川ブラシです。横浜にある石川ブラシは洋服ブラシで10万、20万円するようなブラシを作っている会社です。その石川ブラシに特注で作ってもらい、試作段階で自分の手に合うように調整を繰り返したので、とても使いやすい。


DS:自宅で靴を磨いている人へアドバイスがあれば、教えて下さい。


KEN:靴は乾燥が最も良くない。乾燥させないように、必要なクリームをしっかり入れる事が一番重要だと思う。
時間をかけてしっかり磨いてから、クリームを入れるといいですよ。

J.M.Westonのローファーが好きです。 「Simple Is Best」ですね。色違いで5足持っています

KENさんの屋号である「Polish Made」のポスター KENさんの屋号である「Polish Made」のポスター

DS:少しだけKENさん自身について伺わせてください。「シューシャイナーKEN」の名前の由来は?


KEN:ブログを始めて3年が経つのですが、始めはブログを書いた経験が無かったのでいろいろと悩んでいました。
ちょうどその時、TVで広末涼子とキャンドル・ジュンのニュースが流れていて、、、キャンドル・ジュンの響きが良くて、インスパイアされた。そして、一般的に意味が通じる「シューシャイナー」を採用した。


DS:KENさんが今年の秋に向けて欲しい靴は?


KEN:個人的にはエドワードグリーンのバークレーが欲しいですね。


DS:KENさんが今まで履いてきた靴で、お気に入りの1足は?


KEN:J.M.Westonのローファーが好きです。「Simple Is Best」ですね。色違いで5足持っています。
Westonのローファーに特有の、足が痛かった思い出もありますが、それが愛着になっていますね。

困ったら送ってきてください! 僕が何とかします。

虎ノ門にある「吉田スーツ」の前で 虎ノ門にある「吉田スーツ」の前で

DS:実際に、リアルの現場でKENさんに靴を磨いてもらうには、どうすればいいですか?


KEN:月、水、金で虎ノ門の吉田スーツ(http://www.new-yoshida-suit.com/newyoshida.htm)のお店の中で磨いていますので、ぜひ遊びにきて下さい。
また、出張もやっています。交通費を出して頂ければ、日本全国どこでも行きます(笑)


DS:KENさんはたまに靴のイベントでも磨いていると思いますが、そのイベント情報はどこから手に入りますか?


KEN:僕のブログを見て頂けると、分かります。


DS:最後に、ダブルソールの読者に対して一言があればお願いします。


KEN:困ったら送ってきてください!
僕が何とかします。

メモ

<価格>
プレケア(新品の使用前) 2000円
カーフケア 2000円
コードバンケア 2500円
水洗い 3000円
<その他>
・郵送による靴磨きサービスOK
・全国の出張靴磨きOK

Double Soleスタッフの感想

各地のイベントで飛び回り、靴磨きの世界では既に有名人であるKENさん。
有名人にあるような話しづらい雰囲気は全くなく、ユーモラスな会話が上手で、インタビューがとても楽しかったです。当日は、虎ノ門にある吉田スーツで取材をしたのですが、KENさんが磨いていたコードバンの靴がピカピカになっていく姿を見て、ちょっと感動しました。お店の雰囲気と融合して、マジックショーを見てる感覚になります。
そんなKENさんに靴を磨いてもらいたい方は、お気軽に問い合わせをしてみてください!

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